特発性血精液症
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血精液症の初期症状としては、精液に血が混じるため、精液が赤や茶色に見えるといった症状が特徴的です。

血液の混入量や古さによって色の違いがみられます​。

もともと血精液症は他の症状をきたすことが少なく、痛みや違和感などの自覚症状を伴わないことがほとんどなので、この目で見てわかる症状で受診される方が多いです。

40歳未満の方で、初めての血精液症を発症し、他に症状がない場合は良性のことが多く、大半が自然消退します。

ただし、40歳以降に出た場合や、繰り返す場合、症状が気になる場合などは、念のため泌尿器科を受診しましょう。

以下のような症状があります。

基本的な症状

• 射精した精液の中に血液が混じって見える

併発しやすい症状

• 排尿障害（尿の勢いの低下などがみられる）
• 排尿時痛

血精液症では射精した精液の中に血液が混じって見えますが、その赤みの濃さや色調（鮮紅色～茶褐色）には個人差があります。

通常は射精時の痛みなどの自覚症状を伴いませんが、精液は精巣、精管、精嚢、前立腺、尿道などに関わるため、原因となる病変が尿道や前立腺にある場合には、排尿時の勢いの低下や排尿時痛などの症状を併発する可能性があります。

まれに、大量の血液が混入した場合には赤黒い血の塊が見られることもあります。